家で書類や資料をつくってそれを会社に持ってきて修正するには、98で作って資料を95で保存して持ってこなければいけない。
にもかかわらず、そのまま98で持ってきたために仕事にならないというようなことがたびたびあった。
互換性などに相当気をつけないと仕事の効率をかなり落としてしまう。
良い席は決まってくる。デスクに関してフリーアドレス制というのがある。
自分の席は決めずに朝来たら自分の書類を入れた棚を動かしながら自分の席を決めるスタイルである。
これについてはいろいろな議論があるが、私自身は反対である。
というのは、人には必ず「同じところに固定したい」という習性があるからである。
事例を見れば簡単にわかる。
始発電車で並んでいる人たちを見ると、同じ顔ぶれが順序良く並んでいる。
電車が来る。
するとそれぞれに先を争って自分の好きな席ついていく。
私は実際にその人たちにインタビューしてみたことがある。
「なぜその席なのか?好きな席があるのか?」。
ほとんど全員が「自分が一番座りたい席はここ。
そこが他の人に取られたときはここだ」といった。
順番が明確に決められているくらい好き嫌いがあったわけである。
会議の席での並び方も同じである。
10回の会議があるとして1回目、2回目の会議で座った順序というのは、そのまま続いていく場合が多い。
これも同じような習性の法則といえる。
人というのは、常にそういう同じ場所につきたがる。
したがって、フリーアドレスというのはその原理に反している。
固定的な発想とか配置、人間関係を打破するという目的はわかるけれども、それを毎日やる必要があるのかという問題がある。
それでは疲れてしまう。
たとえば3ケ月単位で席を代わるとかちそういうことであればまた別だが、そうでないと問題である。
事例をもう一つあげる。
ある職場で人事異動があった。
そのとき出て行く人が決まり、席の決め方に自由度があると残った人たちは新しい人が来るまでのあいだ、席の配置についての主導権を握れる。
その間に、それぞれが必死で自分たちの座りたい席に移り、残りの席を新人に回すということが起こる。
社員の快適さにレイアウトのみならず席順が大きく影響しているといえるわけである。
通信で効率よく近年大切なのは通信である。
特にメールでのやくとくがビジネスのかなりの部分を占めるようになったので、会社の席でパソコンが使える環境は必須である。
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